漏電ってなに?
漏電とは、電気が本来通るべきルートをはずれて流れる(漏れる)現象のことです。
電気は電線・ケーブルなどの中を通り流れています。
通常はこの中を流れていて、外に漏れないように絶縁という電気を通しにくいように覆われています。
だた、この絶縁が傷が入っていたり、劣化により破損をしていたりすると、通常の通り道を外れて
電気が流れてしまうことがあります。
これが漏電です。
漏電は簡単に考えていると、大変恐ろしい危険がともなうことです。
十分な注意が必要です。
漏電はなぜ起きるのか?
1.絶縁部分が破損している
2.絶縁部分が濡れている
3.コンセントやプラグに誇りがたまっている
4.コンセント部分が濡れたり、湿気がある
5.電気工事が正しくされていない
一般的にこのような原因で漏電は発生しています。
漏電による危険性は?
漏電は、電気量が高くなるという損失だけでなく、感電や火災といった危険事故もなる非常に危険な現象です。
漏電のリスク – 感電
感電する危険
・感電とは電線や、漏電している電気機器に体が触れることにより、電気が体内を通ることを言います。
感電をすると、最悪の場合死に至るということもありますので、十分な注意が必要です。
もし、漏電しているかもと思ったら、自己判断せずに 麻生電設にご連絡ください!
ちなみに、感電の被害の程度は、「電流の大きさ」、「電気が流れた時間」と「人体のどの分に流れたか・経路」によって異なります。
日本の電圧は100Vです。皮膚の抵抗値は約4,000オームですので、この条件で通電電流を計算をしてみると、100÷4000 = 0.025A = 50mAとなります。
実際は、足と大地の間の抵抗や衣類による抵抗もあります。一方、水に濡れていると体の電気抵抗は下がります。
電流が流れると、痛みやしびれといった障害を受けたり、電流の大きさによっては死に至ります。
漏電を起こさないためには?
一旦起こると命を落としたり大災害にもなりかねない漏電の回避対策としては、以下の様なものがあります。
アース線をつなぐ
アース線をつなぐということは、配線や電気器具などが万一漏電した時に、漏れた電流を大地に逃がして、感電の危険を少なくします。
ほとんどの電気機器の外箱に、アースを取り付けることが国の法令で決められていますので、日頃から緑色のアース線が付いているか確認しておいてください。
ブレーカーに漏電遮断器をつける
漏電遮断器であれば、非常に微小な漏電電流を検知することが可能で、安全に電路を遮断することができます。
実際に漏電遮断器の設置義務付け後に感電による死亡災害件数も大きく減少しています。
その他、漏電の予防策
アース線や漏電遮断機を取り付けるのは他大切なことですが、その他にも、日常のちょっとした心がけで漏電を防止できます。
- 電気コードを折ったり曲げたり、あるいは束ねた状態で使ったりしない。
- プラグにホコリをためないようにこまめに掃除をする。
- タコ足配線にならないようにする。
- 濡れた手で電気機器を触らない。
- 電気機器は湿気の多い所に設置をしない。
- コンセントに感電防止用のカバーを取り付ける。
- 専門的知識や経験が無い限り、電気製品の分解や修理は行わないようにする。
- 定期的に絶縁抵抗測定など検査を行う。
- 屋内配線や電気器具の設置は、専門業者へ依頼をする。
もし、漏電かな?と思ったら、
すぐに麻生電設にご連絡ください!